Astrid y Gaston
住所:Avenida Paz Soldan 290, San Isidro, Lima Peru
astridygaston.com
南米旅行で行った、ペルー、リマでのお気に入りのレストラン2件目は、「Astrid y Gaston」です。ここのレストランはCentral同様に南米の「Top50レストラン」に選ばられるほどの名店である且つ、シェフの「Gaston Acurio」はペルーではとても有名です。そして、ここのテイスティングコースの数はとにかく多いです。何と29品出てきます。1品1品アートのようで、レストランの入り口に入ってから帰るまでがまるで1つのストーリーの中にいる様な気分にさせてくれます。それでは、長ーいコースかつ、こちらも1品1品の説明が複雑なので、あまり説明出来ないのですが、目で楽しんで下さいー。
まず、外観ですが、お城のようですーー!中へ入ると、お金持ちの人の家に招待された様な気分にさせてくれる位華やかです。
そして、誘導されるままに進んでいくと、そこにはソファーが並べられたパティオがあり、そこに座るように言われました。そして、ウェルカムドリンクが運ばれてくると共に、メニューについての説明がありました。「Memories of My Land」という名のメニューなのですが、それは、コースに出てくるそれぞれのお料理がペルーで育ったシェフの思い出の幾つかを表現しているとのことみたいです。それでは、「Memories of My Land」の始まりです。
Memories of My Land
①: Let us Toast! Like in the Good Old Days…
Guinda of Huara
これは、ウェルカムドリンクのカクテルで、中にフルーツが入った氷が入っていて、最後まで楽しめるドリンクです。そして、ドリンクと共に出てたミニサンドイッチの様なスナックです。こういった細かなウェルカムサービスはいいですね~。そしてこの後、メインダイニングルームに誘導されます。
②Sweets After School
ここでのテーマは、「放課後のスイーツ」です。
メインダイニングルームに着席後、ワインペアリングをするかどうかやお飲み物について尋ねられます。その後、下の缶に入った5種類のお菓子の様な物が出てきました。なぜなら、「放課後のスイーツ」がこのテーマなので、学校から帰ってきた後に家で食べるようなお菓子が出てきたのです。それぞれ、以下が正式な名前です。特に、「Ice Cream」は、とても薄いクッキーに包まれているので、知らずにキツく触ると割れてしまいます。(というのも、私がそうなったからです。笑)
Ice Cream
Lucuma, chocolate chestnut
Camotitos
Ginger, chicken skin
Merengue Kisses
Black Botija olives and anchovies
Charada
Prawns, peanut

Barquillos
Lemon, basil, strawberry, rocoto pepper, yogurt
そして、5つめの長いスティックは、別途下のヨーグルトディプに付けて食べます。これが、かなりのヒットでした。あっさりとしたヨーグルトディプにレモン、バジル、いちご、そしてスパイス等の粉末状のものがかかっていて、かなり美味しかったです。また食べたいーー★
③: Home Memories
これらの3品は「家族の思い出」がテーマです。
Garden Fruits
Medlar beverage
まず、1品目は、何と大きな氷の中にりんごジュースが入っています。氷に穴が開いているので、そこからストローでゴクゴク飲みます。お口直しの様な感じですっきりしていました。
Mom’s Patita
Suckling pig trotters, mustard, cress
2品目は、まるでブーケのようです!食べるのがもったいないくらい。パリパリしたブタのチップスにお花がのっています。もちろん、お花も食べれます。
Grandma’s Torrejita
Chickpea, white asparagus, caviar
薄いトルティーヤにホワイトアスパラやらキャビア等がのってます。すごい薄いので、軽く食べられますー!そして、テーマは「おばあちゃんが昔作ってくれたようなトルティーヤ」という様な感じでしょうか?!
④A Summer at the Beach
ここのコースは「夏のビーチ」がデーマです。
Raspadilla
Vegetable ice, syrups, fruits and herbs
冷たい果物の上にハーブとかがのっています。お口の中がひんやりして気分爽快です。
⑤: Products that are Leaving Us
次のテーマは、「入手困難になってきたもの」です。
Mornings of Punta Avocado and Crackers
Avocado slices, white sesame seeds, green onions, aji limo pepper, maco, candied lemon slices
薄く切られたアボカドがずらりと並んでいます。また、前から食べる様にと言われましたのですが、と言うのも前からぞれぞれ違う食材がのっているので、前からだんだん食べていく内に違う味を楽しめます。また、こんなに沢山のアボカドスライスを一度に食べたことがないくらいでしたが、クリーミーなアボカドは勿論美味でした。
Frozen Delicia Apple
Apple ceviche, leche de tigre of rocato and sea urchin, borage
りんごで巻かれたうにです。口の中でうにとりんごとソースがからんで何とも言えないですー
That Pink Clam Chowder
Fake pink clams made of pacae, spicy seafood broth, tender fava beans, creamy potatoes
やや辛味のあるシーフードだしがほっとさせてくれます。また、お皿の黒い線はいか墨で書かれています。
⑥: Recipes that are Leaving Us
次のテーマは「今はあまり見られない伝統レシピ(料理)」と言ったとこでしょうか。
Memories of a Shrimp Ocopa
Shrimp tails and shrimp essence oil, roasted peanuts, garlic, roasted onion broth, mirasol pepper, nuts, huacatay
ロブスターの尻尾です。見ただけでも美味しそうですねー。勿論、実際に食べてもロブスターの甘みを感じるだけでなく、ソースとの相性もバッチリです!
Escabeche of Cojinova
Marinade oil lightly smoked, onions, tomatoes and aji pepper
マリネされたお魚なのですが、食べるとペパロニピザの様な味がする面白い一品です。色々と予想外の品が出てくるのですが、ここまで来たら、「もう何でもこいーー!!」っていう感じです。
⑦: Going Back Home
次のテーマは、「帰省」です。恐らく、おふくろの味みたいな感じなのかと勝手に想像してます。
Homage to Mashed Potatoes with Fried Egg
Chaulina potato cream, chicken jus, dried tomatoes and porcini, fried quail eggs, tomato powder, spinach
これは、半熟卵の下にマッシュポテトが敷いているのですが、卵を崩して混ぜて食べると、美味しすぎてヤバイです。
⑧: Regional Longing
ここのテーマは、ペルーの様々なエリアを表現しています。
Between a Potato Ajiaco and a Tongue
Semi-dried native potatoes, fresh cream cheese, onion and roasted yellow aji pepper, beef tongue
牛たんの一品です。ビーフシチューみたいな味がします。
Rabbit Pachamanca
Rabbit loin, its livers, corn and garlic cream, oca and olluco
ウサギ肉なのですが、そんなにくせもなく美味しくいただけます。また、盛りつけられているプレートもユニークで、目でも楽しめます。
Homage to Shambar
Brisket, pork rib broth, bean germs, peppermint sprouts
ポークブリスケットです。ここのテーマではどれもシチューに入ってるトロトロお肉の様な印象を受けます。
⑨: Children Pranks
ここから、デザートコースが始まりますが、ここでのテーマを直訳すると、「子供のいたずら」と言う様な意味になります。
The Tasty Banana and Cheese
Isla banana, spices caramel and pisco, crumbs of Paria cheese, arugula, black pepper
バナナがベースのデザートですが、様々な材料と組み合わさって繊細なお味がします。
Pomegranate Wars Started During the Break
Pomegranate bombe
これを一口で食べると、口の中で「パチパチ」音がして、小さいころに食べていた「パチパチする綿菓子」の様な食感がします。
Strawberry with Milk
Strawberry, condensed milk
要は、練乳いちごですね。でも、やはり普通の練乳いちごではありません。でもどこか懐かしさを感じさせます。
U – Alianza
Homage to Mazamorra Morada and Arroz con Leche
ここまで来たら、もう何が何だか分からなくなってきました 笑。でも、「味だけは美味しい!」みたいな~笑
⑩: Sweet Memory
最後のデザートコースです。その名の通り、「あま~い思い出」です。
Lima Blanquillos
Apricots cooked with chamomile, almond cake, apricot kernel ice cream
アプリコットと杏仁豆腐とアイスクリームとの優しい味が何とも言えませんーー。
Why is it called King Kong?
Our version, quince compote, peanut jelly, herb soup, flower ice cream
名前の「キングコング」の通り、キングコングの足形がプレートに書かれていますーー:)何ともユニークな一品です。
⑪: Lost Flavor
最後は、「今では味が変わってしまった、フレーバー」がテーマです。
Real Chocolate Bar with Peanut Cocada
可愛らしい、アンティーク調の缶箱に入っているのはチョコレートとピーナツです。
Emoliente in Two Temperatures
このドリンクは、具体的に何が入っていたのかは忘れてしまいましたが、これを飲むと消化が良くなるとのことです。実際、これを飲んだ後、スッキリしただけでなく、次の日の朝も胃がもたれることもなかったです。
この様に、予想外の品が沢山出てくるこのレストランは、目でも舌でも、鼻でもと色々と楽しませてくれます。もしリマへ行かれることがあれば、是非行ってみてほしいお店の1つです。
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